こんにちは。顔面怪音波ナレーターの片岡晟です。
昨日書いた記事のうどん屋さんなんですが、
そこでうどん食べてて気づいたことを書こうと思います。
それはズバリ、
「飲食店でメディアを流すならテレビじゃなくてラジオがいい」
ということ。
昨日のうどん屋さんでは常にラジオを流してるんです。
そしていつ行ってもJ-WAVE。オーナーは六本木の住民なのでしょうか。
これがうどんを食べながらよく聞こえる。
一字一句はっきりと聞こえてくるので、ここのうどん屋さんで聞いたラジオ番組からヒラメキをもらうこともしばしばあります。
ここで流れていたのがテレビだったらそうはいかないと思うんです。
テレビは目で見ることが前提になっているからです。
テレビが何台も設置してある店ならまだしも、1台しか置いてない店でそこそこの面積だとそのテレビから一番離れている席の客からは全然情報が入ってこないんです。
何台も設置されていたとしても、テレビを見るために箸を止めて、顔を上げて、それでやっとテレビという娯楽を享受できる。これって無意識でも地味にストレスです。
最近のテレビ番組(特にバラエティ)はテロップの量がすごいので、極端な話、音を全て消していても見ているだけで内容がわかるようになってます。
テレビ番組は視覚に特化したメディアなんですよね。
それに比べて、ラジオはもちろん聴覚に特化したメディアです。
視覚情報を全て削っている分、聴覚情報にステータスを全振りしてます。
聴覚に特化したメディアってことは、「ながら聞き」ができるんですよね。
ご飯を食べながらそのままに情報をインプットできる。エンタメを享受できる。これってめっちゃ快適です。
ラジオ番組側も「きちんと耳に届くように音声設計されている」ので言葉も明瞭に聞こえてきてインプットの精度は信頼できます。
常に移動し「ながら」食べ「ながら」と、マルチに感覚を働かせて生きている現代人にとって、
聴覚に限定して、少なくとも視覚を休ませながら楽しめるラジオのような音声メディアって
これからすごく需要が伸びてくるような気がします。
現代人は常に視覚で情報を追っています。目を使った後は、もっと目をつぶって休ませるべき。
Voicyなど音声メディアの見直しが行われて久しい昨今ですが、今後はより急成長を遂げる分野になりそう。
飲食店で流れているラジオ(もしくはその飲食店オリジナルのポッドキャストみたいなやつ?)から情報を取り入れるのがメインストリームになる、なんてメディアの先祖返りみたいなことも起こるかもしれませんね。
そうなったらめちゃくちゃ面白いなあ。僕もなんか番組作って飲食店に売り込みとか行こうかな。
コンビニ大手の店内放送とか、牛丼チェーンの店内放送みたいな番組を個人飲食店でやりたい。
過去にラジオ番組やってたこともあるので、パーソナリティはバッチリできるのです。
なんか書いてて面白くなってきた。これからじっくり考えていきます。
以上、顔面放送禁止ナレーターの片岡晟でした。